プロフィール

はじめまして

このブログ「家族と、わたしと、今日も暮らす日々」を運営しています、佐々木真由美と申します。神奈川県在住。現在は80代の母を自宅で介護しながら、フリーライターとして活動しています。

私の介護生活は、5年前に突然始まりました。当時、仕事に一段落つき、ようやく「自分の時間を取り戻せるかもしれない」と思っていた矢先、母の体調が徐々に崩れ始め、気づけば“介護”という新しい生活の形が始まっていました。

「介護って、想像以上に心が揺れる。」——これは介護を始めてすぐに、私の心に浮かんだ率直な言葉です。 毎日の生活のなかで、手を動かすことよりも、むしろ心のバランスを保つことのほうが難しく、何度も自分を責めたり、立ち止まったりする日々が続きました。

私はもともと新聞記者として、地域に根ざした人々の声や暮らしに関する話題を取材し、記事にする仕事をしていました。書くことは、ずっと私の「仕事」であり「居場所」でもありました。

いまはその延長線上で、介護の現実、迷いや不安、そして時折訪れる小さな喜びや希望を、自分自身の言葉で綴っています。経験者だからこそ書けること、同じ悩みを抱える人に届く表現があると信じて、日々記事を更新しています。

介護は一人ひとり状況も感情も違いますが、「共通するつらさ」があると私は思います。このブログが、そのつらさに寄り添えるような存在でありたいと願っています。

こんなことを書いています

このブログでは、以下のようなテーマを中心に発信しています:

発信しているテーマ

●在宅介護における、日々のリアルな葛藤や工夫

●介護を通して湧き上がる怒り、罪悪感、自己否定などの感情との向き合い方

●限られた時間と体力の中で実践している、食事や家事の時短術・生活の工夫

●介護者としての“私自身”を大切にするための、自分時間や心の回復方法

どのテーマも、私自身が日々悩み、模索しながら実践してきたことばかりです。

「誰かに話を聞いてほしい」「同じ思いをしている人はいないかな」と、心がぽつんと孤独を感じたとき、 このブログの記事が、そっと横に座って話を聞いてくれる“静かな味方”になれたら嬉しいです。

私にとってこの場所は、“書くことで自分を取り戻す”ための場所でもあります。 そんな思いが、あなたにも静かに届きますように。

私について

出身

神奈川県横浜市。緑の多い静かな地域で育ちました。幼い頃から自然と人とのつながりを大切にする環境に恵まれてきたことが、いまの価値観の基礎になっています。

生まれ

昭和の終わり頃。平成、令和と、3つの時代をまたぎながら、家庭と仕事、そして介護に向き合ってきました。

職歴

元・地方紙記者。文化・生活欄を中心に、人の暮らしや声をすくい上げる記事づくりを担当。現在はフリーライターとして介護・福祉分野を中心に執筆。

家族構成

現在は80代の母とふたり暮らし。成人した子どもはすでに独立し、それぞれの場所で暮らしています。

趣味

読書(特に随筆や短編小説)、和菓子づくり(四季を感じられる創作が好きです)、短歌(日常の中の感情を短く閉じ込めることが心の整理に役立ちます)、そして朝の散歩(思考をリセットし、一日を穏やかに始める大切な時間です)

お問い合わせ

執筆のご依頼やご質問などは、ブログ内の「お問い合わせフォーム」よりお願いいたします。

さいごに

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

介護は、目に見える作業だけではなく、目に見えない感情との闘いでもあります。疲れを感じたとき、誰かに話したくても言葉にならない夜、心のどこかで「私はひとりじゃない」と思える場所があることが、どれほど救いになるか……。

このブログは、そんな場所でありたいと願って立ち上げました。

私自身、怒ってしまった日、泣きながら家事を続けた日、母に優しくできなかったことをずっと悔やんだ日……数え切れない感情と向き合ってきました。 その中で感じたこと、気づいたこと、小さな光のような出来事を、一つずつ丁寧に綴っていきます。

「これは私のことかもしれない」と思っていただけたなら、 それだけで、このブログを続ける意味があります。

これからも、静かに、温かく、そっと寄り添える記事を届けていけたらと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。